▌35歳:マイホーム購入
阪東さんは、マイホームを持ちたいと思っていました。そんなある日、不動産屋さんから「良い物件がある」と土地を紹介され、その土地を購入することにしました。
今日は、購入資金の融資先の銀行で売買代金を支払う日です。緊張しながら銀行に行くと、見知らぬスーツ姿の人がいます。不動産屋から紹介されたこの人は「司法書士の清水です」と名乗っています。不動産屋からも銀行員からも「先生・先生」と呼ばれています。司法書士って何者?
▌清水合同事務所の役割
司法書士が「お支払いください」と言わなければ、お金の支払いは行われません。何故なのでしょうか。
実は、代金を支払っても、すぐに土地が自分名義に登記される訳ではありません。代金を支払ったのち法務局に登記申請手続きをするのですが、不備があると、買主の名義に変えられないままになってしまうこともあります。
そこで、代金を支払う時に、登記の専門家の司法書士が、間違い無く登記が出来ると判断することが必要になります。
阪東さんの場合は問題なく代金の決済がおこなわれ、移転登記も無事に終わりました。
その後、阪東さんは、購入した土地にマイホームを建築しました。建物が完成した時には、その面積等を調査し、建物表題登記、そして、建物保存登記をして、阪東さん名義の建物の登記識別情報(権利証)を作成しました。